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時間と友達になろう

こんにちは、こーすけです。

今回は時間と友達になろうです。前回はFXをするにあたり、市場にいる投資家の心理を読むということをお話しました。これはエントリーの精度を高めることが目的でした。エントリーの精度を高める理由は無駄な取引を少なくして、自分の資金を守るためですが、今回時間と友達になることもこの理由の一つです。

FXをやるに当たって時間は、投資家の心理状態を変化させています。その変化を頭に入れておくことにより、さらにエントリーを絞ることができ、エントリーの精度を上げることができます

なので、皆さんも今からお話する内容を頭に入れて、負け組9割を置き去りにしましょう。それでは参ります。ですが、時間の話に入る前にまずはエントリーの「相場の種類」と「エントリー」の種類についてお話していきます。

相場の種類には以下の3通りがあります。

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・上昇相場(アップトレンド)

・下降相場(ダウントレンド)

・横ばい(レンジ)

明らかに上昇しているアップトレンド、下降しているダウントレンド、そのどちらでもなくある一定の幅を行き来しているレンジです。

エントリーの方法には2通りあります。

・順張り(トレンドに乗っかる)

・逆張り(トレンドと反対方向にエントリー)

チャートがアップトレンドのときは

・順張り 買いでエントリー

・逆張り 売りでエントリー

チャートがダウントレンドのときは

・順張り 売りでエントリー

・逆張り 買いでエントリー

となります。

「トレンドが発生しているなら、逆らわずに順張りすればいいんじゃない???」

と思った方がいらっしゃいますか?それは正解です。初心者にお勧めとされるのは順張りとされています。ただ、トレンドはいつまでも続きません。下がったら上がりますし、上がったら下がります。

執筆中の2021年12月現在はコロナショックでの円安が終わり、円高トレンドが進んでいます。しかしずっと上昇し続けているわけではありません。数週間、数か月で円安となる局面もあります。

なので、目先のトレンドで買ってしまうと、天井を掴んでしまう可能性もあります。しっかりと損切りが出来るならいいですが、可能であれば資金を減らさないに越したことはありません。

そのため順張りだけでなく、トレンドと反対方向に取引をする逆張りも必要なのです。ならいつ順張りで取引して、いつ逆張りで取引すればいいの??その答えは今回の本題である「時間」が教えてくれます。

以前に為替レートを動かすのは取引する人々の「心理状態の変化」であるとお伝えしました。

では、為替レートを動かす多くの人はどこにいるでしょう?世界の金融三大都市と言われている街は

・ニューヨークのウォール街

・ロンドンのシティ

・日本の東京

といわれています。この中でも特に影響力の大きいニューヨーク勢とロンドン勢が取引を始めると、市場は大きく動きます。為替だけでありません。金や日経平均先物でも同じです。

そのニューヨーク勢とロンドン勢に合わせて日本勢が取引する時間はトレード厳密には決められていませんが、その目安となるのはそれぞれの国の証券取引所の取引時間です。

※日本時間(冬)で記載します。夏時間はロンドン、ニューヨークそれぞれの-1時間

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・東京市場 9時~15時(2024年後半から15時30分予定)

・ロンドン市場 17時~25時30分

・ニューヨーク市場 23時30分~翌6時

そしてこのニューヨーク市場が閉まるころには、ニュージーランドのウェリントン市場やオーストラリアのシドニー市場が動き出しているので、外国為替市場は24時間、世界のどこかで取引されているということになります。そしてその取引する「時間帯」によって市場ごとにクセが存在するのです。

・東京市場の時間は輸出入企業などによる実需取引が多いため、値動きが小さくレンジ相場になりがちです。

・ロンドン市場の時間は投機の人が増え始め、値動きが活発になります。そのためここからトレンドも発生しやすいです

・ニューヨーク市場の時間はさらに投機の人が増え、より値動きが活発になります。そして、この時間は経済指標の発表も多いため、トレンドが急転換することもしばしばです。

これら時間の特性を友達にして、あなたのトレードに役立てましょう。今から私も長い付き合いの「時間」という友達から教えてもらったアドバイスを紹介します。

それは取引時間帯による値動きの特性です。

為替レートはトレーダーの心理状態の変化によって動きます。アメリカの金利が上昇しても、トレーダーが「米ドルを買いたい」と思わない限り、為替レートは上昇しません。多くの人は「アメリカの金利が上がったから米ドル買いだ!」と解釈しますが、厳密にはワンクッション足りません。

× アメリカの金利上昇→米ドルの上昇

〇 アメリカの金利上昇→トレーダーが米ドルを買いたくなる→米ドルの上昇

経済のファンダメンタルズやチャートのパターン、テクニカル分析により為替レートが動くのは、その事象によってトレーダーの心理状態が変わるからです。そこから言えることは、画面越しにいるトレーダーの気持ちをくみ取り、トレード方法を考える事こそ、FXで勝つのに必要な事です。

外国為替市場にあるお金は増え絵も減りもしません。誰かが勝てば誰かが負ける「ゼロサムゲーム」です。相手の心理を考えずに取引をしている時点で、負け組9割から抜け出すことは難しいでしょう。

外国為替市場の取引の多くは、短期的なトレードで差益を狙う「投機筋」です。投機筋は1週間、1か月、3か月、半年、1年など短い期間で、収益を評価します。勝てなければ飯を食っていけないので、確実に勝てるようにと考えています。

そうすると、利益の乗っているポジションがあれば、早めに利確をしてその日の収益をプラスにしようとします。そして、成績を大きく損なわないよう、含み損が多ければ早めに決済しようとします

そしてその決済する時間は、トレーダーの多くが意識している「証券取引所の時間」です。東京時間で取引するトレーダーであれば15時前ロンドン時間で取引するトレーダーであれば25時前ニューヨーク時間で取引するトレーダーは翌6時前には決済する事でしょう。

ここから考えられることは、これらの市場がクローズする間際には「ポジションを決済しようとするニーズ」が存在するということです。東京市場でたとえると、9時から14時まで続いていたトレンドは、14時を過ぎると反転すると言った動きがよく見られます。こうした東京市場のトレーダーの心理からは次のような法則が導き出せます。

・9時~14時までは順張りの時間

・14時~15時までは逆張りの時間

これだけでトレードするのは危険ですが、頭に入れておくだけでエントリーの精度が向上します。上記と同じことは、ロンドン市場やニューヨーク市場でもいえることですが、ここで気を付けるべき点が一つあります。それはアメリカの経済指標の発表です。

毎月の第一金曜に発表される雇用統計を筆頭に、22時半(夏時間は21時半)」はアメリカで経済指標の発表が集中する時間です。この結果を基に市場は乱高下します。予想値よりもいい数値であればドル高になりますし、悪ければドル安に大きく振れます。

予想値は一応出ていますが、当たることもあれば、外れることもあります。大きく外れることもしばしばです。この予想値は金融業界に精通している、プロのエコノミストが算出している数値です。プロでも外れることが多い数値を我々が予想することは不可能です。

そこから考えると指標発表の時は、取引をしないことが賢明ですし、ポジションを持っていたら決済しておくのが安全であると言えます。東京市場の14時~15時にかけて起こる逆張り現象が、この経済指標の発表22時半(夏時間は21時半)に向けても発生します。

ここからロンドン市場では以下のような法則を導き出せます。

・17時~21時までは順張りの時間

・21時~22時までは逆張りの時間(冬時間)

・22時~25時までは取引を見送る(冬時間)

この一方、指標発表の前後に取引していた人たちは、ニューヨーク市場のクローズに向けてポジションを決済しようとします。これが始まるのはロンドン市場がクローズする25時半からです。

なので、この決済の動きは25時過ぎから始まります。それに合わせてニューヨーク市場の人も同じように決済へと動き出すので

・25時~29時までは逆張りの時間

となります。ここまでの内容をまとめるとこのような図になります

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皆さんも取引をする際に参考にしてみてください。

サラリーマンにお勧めするトレードスタイルは?

ここからは私が実践しているサラリーマンのためのトレードスタイルをご紹介します。結論からお話すると、お勧めするトレードスタイルはデイトレードですが、初めにFXのトレードスタイルの種類を4種類紹介します。

・スキャルピング

・デイトレード

・スイングトレード

・中長期保有

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スキャルピングは最も取引時間の短いトレードスタイルです。ポジションを持ってから数秒~数十秒で決済します。狙う利益は1~10銭程度です。利幅が少ないですが、その代わり取引回数を増やし、1日に何回もトレードして大きな利益を狙いに行きます。

取引時間が短いため副業向きに思えるかもしれませんが、スキャルピングは為替レートが一瞬で大きく動く瞬間を狙ってトレードするので、チャートをずっと監視していないといけないので、仕事をしながらのサラリーマンには少し厳しいです。それに取引回数が多いということは、取引ごとにかかってくるスプレッドが大敵となります。

スイングトレードは数日から数週間で決済するトレードスタイルです。その利益はとても大きく1円以上の利幅が狙えます。その代わり、損切りするときの幅も大きくなるので、取引数量はあまり増やせません。10万ドルを買って1円下がったところで決済すると、10万円の損切りになります。

利益も大きいですが損失の金額も大きくなるので、少額で始めたい方や初心者には難しいトレードスタイルです。中長期保有も然りです。

このように考えた時、私は消去法でデイトレードにたどり着きましたが、思ったよりもサラリーマンという立場にマッチしたトレード方法でした。一番のいいところは、先ほどお話した内容にもある通り、決めた時間に取引ができるというところです。

サラリーマンって仕事をしながら、退勤後や休日にも人間付き合いがあったり、結婚してお子様がいる家庭であれば、なおさらFXに費やせる時間って限られてきます。そんな中で「ある決まった時間だけFXをする」ということがFXでは可能です。

自分のライフスタイルにマッチした形でFXをするということはとても大切です。この範囲を超えてFXをするということは、FX以外のライフスタイルに支障をきたすということです。あなたの人生に良くありません。

私はFXの取引をするために、寝る時間を削りました。普段は23時に就寝して朝6時前後に起床するので、睡眠時間は7時間程度です。この睡眠時間を7→4時間にしました。1週間程度この生活をつづけた時に色々な心身の変化に気がつきました。

・集中できない

・慢性的に眠い

・イライラしやすい

・トレードの精度が落ちる

上2つは当たり前ですが、した2つは負のスパイラルです。トレードの精度が落ちる→イライラする→更にトレードの精度が落ちるといった感じになります。トレードの精度が落ちるというのは具体的に言うとマイルールをすっ飛ばして取引してしまったということです。

逆張りの時間に順張りをしたり、重要指標発表を忘れて寸前に注文をいれたりと悪いことばかりでした。そのイライラから周囲に当たり、嫌な思いをさせてしまったりもしていました。どうかあなたには、このようになっていただきたくありません。

幸い睡眠時間を戻したらすべてよくなりました。もしこの内容で共感できることがあれば、トレードスタイルをデイトレードに絞ってみてはいかがですか?

今回の内容は以上になります。あなたのトレードに参考になることがあれば幸いです。それでは失礼します。

投稿者

ducksi.aaa.a.dazey@gmail.com